横浜も桜の開花が秒読みとなり、ポカポカ陽気の春を感じる季節になりました。
春ともなるとシーバスも産卵後の体力回復のために接岸し活性が上がり、デイゲームからナイトゲームまでシーバス三昧を楽しめるベストシーズンとなります。
厳寒期を深場で過ごし、餌を求めて湾内に続々とシーバスの群れが姿をみせますが、まず最初に立ち寄る所が沖合いに点在する無人島や防波堤です。

シーバスが例年通りの動きをしているか否か情報収集をしてみると案の定、第二海堡で調子が上がってきているらしい。しかもデイゲームで1人50本近く釣り上げられている?何とも景気の良い話し。直ぐに友人と連絡を取り釣行プランを立てることになった。

東京湾には無人島として、横須賀沖の猿島や千葉県富津岬沖に人工的に築かれた第一海堡、第二海堡が存在します。各無人島ともシーバスの実績が高いフィールドですが、今回、私が釣行先に選んだのは第二海堡。


ルアーフィッシングの場所としても有名ですが、投げ釣りやフカセ釣りに至るまで様々な釣りが楽しめるフィールドです。その第二海堡ですが、もともとは旧日本軍によって東京湾に築かれた人工要塞島で、一周2km程度と小さいながらも沈み根に囲まれ潮通しが良く、周囲では漁師船や釣り船なども漁場としているほど魚が集まるフィールドです。毎年イワシなどの接岸量も非常に多く、言うまでもなくシーバスも数はもちろん大型サイズも多数釣り上げられています。しかしながら、関東大震災によってうけた被害が大きく釣行の際は注意も必要です。フィールドとしては足場が悪く、その上潮の干満差で釣り場が限定されてしまうという難点があります。釣行の際は、装備を万全にして、決して1人で行動しないなどを心がければエキサイティングなシーバスゲームを楽しめます。春先からゴールデンウィークなどは数多くのアングラーがこの地を訪れシーバスのデイゲームに酔いしれます。今回のレポートを参考にして頂き、是非この無人島でのシーバッシングを体験してみて下さい。

さて釣行日当日、友人とともに第二海堡に渡船をしている横浜の村本海事さんに出向きました。私が毎年のようにお世話になっている渡船屋さんで、社長に会うと「情報が早いねぇー」と一言。再度シーバスに関することを聞いてみると、数は減っているものの平均30本は出ているとのこと。サイズも50後半〜70後半が主体でかなり期待ができるらしい。友人の大六野氏とともに、いよいよ午前7:00に出船となった。

当日は無風に近い条件で、時折南西の風が吹く状態。潮が速く、また潮のぶつかりによって潮目が多く現われていました。しかし満潮からの落とし始めの時間だったので、ここではシーバスを狙えるポイントが絞られてきます。なぜなら、満潮時には周囲の2/3位が水没しており、ある程度水位が落ちないと思ったポイントに入れないのです。
このことから、先ずは足場が安定して潮の影響の無い通称「子天狗」と言うポイントを初めの釣り座にしました。ルアーは、ZBLミノー90s−SR(ホロイワシ)を選択。遠投性能を生かし、表層から中層を狙いました。情報では、シコイワシがベイトとなっているようだったので、恐らくシーバスに追われ表層付近を漂っているであろうという計算から攻めて見ましたが、魚からの反応はありません。直ぐにルアーをローリングによるアピールの強いZBLバイブに結び変え、広範囲にレンジを変えシーバスの反応を見てみる。暫くキャストし続けるがやはり結果が出ませんでした。原因として前日の寒気と雨が、シコイワシの行動パターンを変えてしまい深場へ追いやったのではないかと考えました。
この頃になると潮が幾分引いたため、実績の高い「猫落とし」へ移動することにしました。すると、無数のシコイワシの死骸が付近の至るところに見られる。シーバスの存在を確信した私は、ZBLバイブ90(イワシ)でチェックを開始。すると間もなく、アタリがあり50cm位のシーバスをランディング。ここから爆釣の始まりか?と思ったのも束の間、あとが続きません。次第に南西の風が吹きだしたことで、またポイントを移動することに。

移動したのは通称「デッペ」とよばれる場所で、この風向きのときには、岩礁に波がぶつかり溶存酸素量が多くなる最高のポイント。私は風による飛距離不足を補い、広範囲探れるZBLバイブ90(イワシ)を引き続きセレクト。大六野氏は、ブレイクに潜んでいるであろうシーバスに狙いを定め得意のミノー(ZBLミノーDR90Sホロイワシ)を結んだ。互いに違った攻め方で、いち早くシーバスの活性と状況を見てみる。
すると、まず初めに大六野氏のロッドがしなりまずまずのファイトを見せている。上がったのは60cmUPと先ほどよりは良型。聞けば、やはりブレイク付近で反応があったらしい。
私もZBLバイブ90で、ブレイクを意識しながら探ってみることに。やはり直ぐにシーバスからの反応があり、トルクフルな走り。やりとりを楽しみつつランディングしたのは65pとこの日の最大魚でした。その後は同じパターンで、2人共に連続してHIT。サイズこそ伸びなかったものの、しばし楽しんで潮止まりとなり終了としました。

この日は前日に通過した寒気の影響で、情報通りの爆釣とまでは行きませんでしたが、フィールドの状況に臨機応変に対処した事で、まずまずの結果を得ることができ満足の一日となりました。

是非、皆さんも春のデイゲームを満喫できる第二海堡に出向いてみてはどうでしょうか?
泊まりが可能であれば、朝のゴールデンタイムに、爆釣&大型の確率はさらに上がりますよ。事前に渡船屋さんに情報を聞き、装備を万全にして臨めば、朝夕はもちろん今回のようなデイゲームやナイトゲームまでも楽しめますよ。また、安全のためのウエダーやライフジャケット/フローティングベストは必要不可欠なことと、足場の悪さを考慮したスパイク付きフェルトシューズやグローブなど危険回避のための備えも必ず行って下さい。


フィールドスタッフ 秋山 健太


■使用タックル

秋山氏

ロッド: リップルフィッシャー プロトモデル
リール: ツインパワー4000
ライン:PE2号+30LB

大六野氏

ロッド: ufmウエダ 99リミテッドエディション CPS−112ボロンEX
リール:トーナメントZ3000
ライン:バリバススーパーソフト12LB+30LB