私がホームとしている川崎・横浜・横須賀付近は、バイブレーションの需要が実に高いフィールドです。特に近年は、ボートシーバスが急増し川崎などの工場が密集した京浜地区などは、昼夜問わずストラクチャー狙いや穴打ちのアングラーが入れ替わり立ち代り攻め入り、バイブレーションをはじめ様々なルアーでシーバス達は攻められ続けています。また、横浜や横須賀周辺にいたっても川崎方面同様のことが言えるのですが、ベイエリアのような穏やかなフィールドとは異なり、多少のうねりや波が起こり、外洋からのシーバスの群れが入ってくるエリアです。これらのことから、陸っぱりゲームにおいてもボートゲームにおいても横&縦方向に広範囲に探れるバイブレーションの役割は非常に重要でその性能が要求されるわけです。それゆえに私自身、今までいろいろなバイブレーションを試してきました。

このような背景の中で、現在比較テストしているZBLバイブ80SSはスレている時やシーバスが警戒心を高めているような状況で有効なアクションと言えます。私が3月から6月までにおいてZBLバイブ80SSを使用し、両ゲームフィールド(ボートと陸っぱり)でテストしてきた感想をお伝えしたいと思います。

現行のZBLバイブ80/90が、波けがある時や荒れ気味の時に特に威力を発揮するワイドフラッシング&アクションであるのに対し、80SSは泳層を浅くしたシャロー用バイブレーションとなり、アクションも小刻みなタイトウォブンロールに仕上げられています。引き心地もかなり緩やかで水に乗るような雰囲気があり食わせ系スイミングアクションと言えます。

このZBLバイブ80SSの実力を実感したのは5、6月です。サイズこそ出なかったものの、数としては充分すぎる釣果をもたらしてくれたのです。5月中旬ともなると、川崎〜横須賀までのフィールドは群れの移動が落ち着き、ベイトフィッシュも徐々に増えだし、アングラーにとってもポイントが絞りやすくなる傾向にあります。このため、シーバスはルアーに対して多少のプレッシャーを感じるようになります。加えてこの時期は、気温が上昇することで海水温度が変動しやすく、植物性プランクトンが増殖して赤潮や夜光虫といったシーバスゲームにおいてマイナスとなる要素も現われてきます。

このようなシーバスの見きりが早くなる状況において、ZBLバイブ80SSの強すぎない小刻みなタイトアクションが他のアングラーに叩かれまくったシーバスに口を使わせていたように思います。すなわち、餌的要素が強く表層付近を泳ぐベイトフィッシュとしてのアプローチが身上のシャローバイブと言えるでしょう。ミノーが届かないポイントの表層付近をコンパクトなシルエットで攻めたい時に最適です。

また、私がZBLバイブを愛用する理由であるスパイラルフォールも継承されています。
このスパイラルフォールと80SSの軽量設計によって落下スピードを抑えることができ、シーバスがコンタクトしやすくなったのです。現に、テストにおいてもフォール中のバイトが多発したことが何度もありました。この使い方は、シーバスがベイトを意識してさえいればシャローレンジのみならず水深5m位まで、充分ターゲットレンジになります。余談ですが、このようなスローフォールで口を使わないときに、重量のあるバイブレーションで一気に落としてやることで、リアクションバイトにも持ちこめます。

以上、これまでに私が使用してきたZBLバイブ80SSの使用感についてレポートしてみました。この他にも使い方はいろいろアレンジできると思いますので、是非皆さんも自分流をお試しください。

フィールドスタッフ 秋山 健太


■使用タックル

ショア用
ロッド  リップルフィッシャー9.3ft プロトモデル
リール ツインパワー4000PG
ライン  ヨツアミ シーバス PE 16lb リーダー22lb

ボート用

ロッド リップルフィッシャー アピス69M
リール ステラ3000
ライン ヨツアミ シーバス PE 16lb リーダー22lb



発売間近のZBL VIB80SS(スローシンキング)
泳層が浅く、タイトで自然な振幅アクションを発生。 ミノー以上の飛距離が欲しく、かつ表層付近を攻めた い時に効果抜群。いままでのZBL VIB80/90が、 荒れ気味の状況やディープで強いアピール系であった のに対し、こちらは食わせ系となっている。