横浜エリアにおける夏のゲームは、ベイトが豊富になりシーバスにとって安定した捕食エリアとなるため、ルアーに対する反応が著しく悪くなり難易度が高くなります。
また、この時期のシーバスはフィーディングタイムがマズメ時の短時間と限られてしまう傾向にあり、陽射しが上がればシェードや深場へと移動してしまい気軽な陸っぱりスタイルでは手が出ず、さらに夜になれば、厄介な夜光虫が発生することでナイトゲームにおいても厳しいゲームとなることが多々あります。


私はこの時期のシーバスを、大きくわけて2タイプに大別して考えています。ひとつは、基本的にストラクチャーに居着き体力を温存しながら、時合にのみアクティブに捕食に出るタイプ、もうひとつはやや沖にクルーズするベイトボールについて移動するタイプです。
夏は、しばしば沖合いでボイルが発生するため、これに気を取られることが多いのですが私は、どちらかと言うと居付き型のタイプを中心に攻め、良い結果を得ています。
このような状況で、私がとっているスタイルがベイトタックルを用いたストラクチャーへのタイトな攻略です。水温が上がり、ナーバスになっているこの時期のシーバスをヒットに導くためにピンスポットにキャストし、ストラクチャーに対しタイトにトレースしてくるために都合が良いのです。注意したいのは、高活性期と違いシーバスの捕食ゾーンが極端に狭いということです。例えば、壁際スレスレのコースならヒットしたのに20cmズレたら追尾も無いというケースです。
ルアーですが、やや活性の高まるマズメの前後にはミノーを使った横の釣りを試します。
ひとつのパターンは、ストラクチャー際をZBLシステムミノー7Fや9Fを使ってジャークしながら、単独で逃げ惑うパニックベイトを演出する方法です。
これでヒットや追尾が無い時にはシンキングタイプのZBLミノー90Sにローテーション、一段深いレンジに誘いをかけます。このパターンは、ナイトゲームにおける夜光虫対策として効果があり、ベイトロッドの操作性を生かしショートピッチにリズミカルな縦ジャークで誘って行きます。
また、ベタ凪などさらに状況が悪い時は、いっそう夜光虫の光が出てしまうのでスライドスイムミノー85やより繊細な動きをするトラウト用のディムリーといったシンキングペンシルがおすすめです。波動の弱いダートアクションや、微妙な潮の流れの変化をルアーが感知して、弱々しくフラッタリングするアクションにたまらずシーバスがバイトしてくるということがよくあります
次に朝マズメから日が昇ってからのパターンですが、メインルアーをZBLバイブ80や80ssとし、やや深いところを狙います。
ストラクチャー際にZBLバイブをスパイラルフォールさせたり、壁ギリギリにチョイ投げしてカーブフォールで誘います
ご存知のように、このようなフォール中のアタリをとる時にもベイトタックルの構造が有利に働くため、ロス無く瞬時にフッキングに持ち込むことができます。フォールでの反応が良いときには、一箇所で粘らず同じようなシチュエーションのポイントをラン&ガンすることが釣果を伸ばすためのキモになります。
その反対に、反応が得られないときにはZBLバイブ80ssでスローにバーチカルフォールさせシャクリを入れるジグ的な使い方が有効な時もあります。夏ということで、スミイカの産卵も終わり、コサンなどもいるのでイカを模したアクションにバイトが集中することがあります。また、ルアーをピップアップしようと回収に入った時にもヒットすることがあるので気が抜けません

皆さんも、1匹の価値が高くなるミッドサマーのシーバスゲームを、さまざまな攻略法によって楽しんでみてはいかがでしょう?
新たなメソッドやテクニックは、このような厳しい状況下から生まれることが多いですから、自分だけの爆釣パターンを是非見つけて下さい。

フィールドスタッフ 秋山 健太