8月の休暇を利用し帰省を兼ね昨年同様、岡山県と四国・香川県にバスを求めて釣行してきた。案内役をしてくれたのは、下郡氏。昨年も大変お世話になったこの地域のフィールドに詳しくとても頼りになる存在。


地元、横浜を車で出発し早朝に岡山県に到着し下郡氏と合流。
ゆっくり話をする間も無く、彼の口から出たのは"朝食がてらに香川県へ讃岐うどんを食べに行きましょう。"いきなり四国上陸か!?と思いながらも、タックルを下郡氏の車に載せ変え、 瀬戸大橋を渡り、いざ香川へ。

香川県といえば、讃岐うどんが有名なのはもちろんのこと、野池保有数も全国で3位に入るほどの多さである。
早速地元で有名な讃岐うどんのお店に入り、2玉を完食しランカーバスを求め近くの野池へ出発。陽射しが少し強くなりはじめた頃に最初の野池が見えてきた。

その野池は、護岸され周りから木や枝が張り出す典型的な野池。
タックルをセットし、陸っぱりで届く距離にある両サイドのブッシュやオーバーハングのシェード部をタイトに攻めてみる。

まずは私のお気に入り、クレイズ(蛍光ピンクタイガー)をオーバーハング下に投げ入れ、シェイク(首振り)&ステイの虫パターンで反応をうかがう。おいしそうなスポットにルアーを幾度と無く送り込むがバスからの反応は無い。虫パターンではないか?・・・と思い始めた頃、地元の下郡氏がシャロークランクで小型ながら1匹目をキャッチ。水面を割るほどの活性は無いと感じた私は、彼とは目先を変えたジャークベイト(オルビット80SR・フラッシング・チャート)を結んだ。

試しに、日頃東京湾シーバスで実践している縦ジャーク&ステイ(イワシ蘇生パターン)を実践してみることに。何投目かの縦ジャークした瞬間、水面近くでダートするオルビットを物静かなボイルが包んだ。同時に、強烈なトルクでロッドが絞りこまれた。

これはデカイと察知し、繁茂するウィードに巻かれないよう少々強引にやりとりを行う。若干、ウィードに潜られてしまったが無事抜き出せることができ何とかランディングに成功した。

上がってきたバスを見るや「これはデカイですよ。ゴジュウいっているんじゃないですか?」と下郡氏。恥ずかしながら、私自身も久しくこのサイズのバスを見ていなかったため嬉しさと動揺が隠せなかった。
早速メジャーで計測すると、50.5cmのナイスフィッシュ。釣りを初めて30分、初めての香川バスに出会えた喜びは50UPの良型という二重の喜びとなった。また、遠征してきた価値をいきなり感じさせてくれる一本となった。
しかし、その後は陽射しが強くなるにつれ、さすがに反応は鈍くなり、私のメインスタイルであるプラッギングでは少々厳しくなったため違う野池へ移動することとなった。

地図で、規模の大きい野池を見つけ、車を走らせ再び釣りを開始。
池の沖合いは、ハスで覆われていて大きなシェイドをつくりだしていた。
まずは、ハス際をアイロニーでテンポよく誘ってみる。すると、ドッグウォーク後のステイさせた瞬間に水面が割れ、アイロニーの姿が消えた。
ハスの下に逃げ込むバスを強引に引き寄せキャッチとなったのは、30cm弱の野池サイズ。ここのバスは活性がよく、楽しめるかも?と思ったが後が続かない。ハスのポイントを休め、
インレットへポイントを移すことにした。

ルアーはミゼット(キンクロ)に結び変え、クランキングでリアクションを狙う。
ファーストキャストでいきなりのバイト。サイズは小さいながら良く引き楽しませてくれた。その後は、カムシンやオルビッドなどで20cm台のバスが入れ掛かりの状態となった。
最後に目に付いたのは、オープンウォーターブのレイク部。カリブラJr.のキンクロでラン&ガンで攻める。コンディションの良い中型クラスのバスを釣り上げ、この野池で香川県の釣行が終了となった。
2日目と3日目は、岡山県の野池にボートを出して釣行。
陸っぱりでは届かない、カバーやシェイドも存分に攻めることができるため期待に胸が膨らむ。

朝9時頃からカバー打ちをしていくが、反応が出るのはブルーギルのみ。期待とは裏腹にバスは姿を見せてくれない。すると、シェードの最奥を狙ってキャストした下郡氏のルアーにバスが反応。40cmUPのグッドサイズを引きずりだした。
そこで判明したことは、シェイドだけでは無く、最奥の岸際+若干の水深があることであった。

そのような条件を満たすポイントを探し、私はSSRクレイズを虫パターンでアプローチすると、見事にキャッチできた。40cmを若干切るサイズだったが狙い通りの1匹となり満足できた。

その後も、ウィード+オーバーバングの複合ポイントを発見。迷うことなく、オーバーハング下に投げ込みSSRクレイズをシェイクさせると、水面が噴火したごとくバスが飛び出しルアーを奪い取っていった。周囲に濃いウィードがあるが、バットパワーのあるロッドで強引に引きずりだし、またまた40cm弱のバスと、小バスをたくさんキャッチでき楽しむ事ができた。

このようなオーバーハングしているポイントにSSRクレイズを投げ込む際に、私の場合はパワーフェネスロッドを活用しています。
理由として、シャロークランクのような丸型ルアーであればスキッピングもさせることができ、よりカバーの奥に打ち込むことが可能だからです。しかし、フックとラインのテーリングも起きやすいのも事実ですので、注意したいものです。もし、そのようになってしまってもすぐに回収すると場荒れしてしまうため、無闇にピックアップせずそのままステイ&シェイクしてみて下さい。HITにもちこめることも少なくありません。

まだ暫くは、虫パターンは成立する時期ですので、今回紹介したパターンや野池でのミノーを使った縦ジャーク&ステイなど試してみてください。


フィールドスタッフ 秋山健太