ゲームフィッシングの聖地アメリカ・フロリダ。
アメリカ本土最南端に位置するフロリダ半島のエバーグレーズ国立公園に今回遠征釣行に行ってきました。

湿地帯とマングローブ林に被われ世界遺産に登録されたエバーグレーズ国立公園は淡水から汽水域そして海水と非常に多くの魚種が生息しており、その中でも今回の遠征のメインターゲットとして海水域に生息するスヌークに挑んできました。


今回の遠征は、親友のジェイソン・フェリス氏からフロリダに一緒に行かないか?の一言で実現した釣行であり、私自身も世界の釣りスタイルを感じることや、ベイ・エリアのフィッシングスタイルがどこまで通用するかを体験したく、アメリカ出身の心強いジェイソン・フィリス氏と共に、アメリカの地に降り立ちました。


深夜、宿泊のホテルにチェックインを済ませ、翌日早朝からのはじめてのフロリダ釣行に備えるハズが・・・
"近くのマリーナにちょっとだけ投げにいく?"と、タックルを準備し、到着早々深夜からフロリダ釣行がスタートしてしまった。
「まぁー、何か釣れれば良いなぁー」と、軽い気持ちで楽しみ、教科書通りの岸際やスロープそしてストラクチャーなどをチェックしていると、ジェイソン氏が岸際で小型のスヌークを、続いてマングローブスナッパーを連続キャッチ。


それらから、ベイエリアでも基本となるスポットに魚がいることを確信しました。そして、ルアーのトレースも単なるただ引きではバイトが誘えず、強めのジャーキングやリッピング後のステイ、もしくはその動き出し直後にバイトが得られることが分かり、翌日以降の釣行の大きなヒントとなったのでした。

しかし、ホテルに戻ったのは深夜というより早朝。時計を見ると、ボートの出船時間の2時間前になってしまっていたため、ホテルで休息(1時間睡眠)をとり、また直ぐにフィールドへ出て行くこととなってしまった。

待ち合わせ場所で、今回お世話になるキャプテンのジェシーに挨拶。そしてマングローブの広がるフィールドを駆け巡りスヌークポイントに到着。

先ずは、自信のあるZBLシステムミノー9F(チャートバック)を取り出した。
エバーグレーズ一帯の水質は、赤みを帯びており、実績のあるカラーとしてチャート系、パール系そしてゴールド系が良いと聞いていたためだ。
マングローブの根元にタイトキャストし、表層を意識させたトゥィッチイングで誘いを入れると、"スヌークだ!"チェイスしてくるのが確認できた。
しかし、バイトにまでは誘えずターンしてしまった。 "あれを食わせたいなぁ"と考えていると、昨夜のロッドワークが蘇る。

ふたたび、マングローブに当たろうかというくらいのギリギリキャストをこころがけ着水。
今度は、強めのジャーキングに誘いを変えたところ、即座にスヌークがHITしてきた。
サイズは50cmクラスの小型ではあったが、バイトの瞬間マングローブに潜り込むスピードとパワーに驚かされた。とにかく小型でも目的のスヌークをキャッチすることができほっとひと安心。
その後、より強めなジャークで誘うためより低重心でワイドダートを誇るZBLミノー90S−SRにチェンジすることにしました。

このルアーチェンジがハマり、スヌークやジャックトレバル(ロウニンアジの幼魚)が次々とバイト。フロリダ釣行は、このZBLミノー90S−SRの独壇場となりました。
そしてジェイソン・フェリス氏もスヌークやジャックトレバルなどをコンスタントに釣り上げ、際立った釣果がレッドフィッシュ(イシモチに似た魚)であった。また場所によってはグルーパーなどが連発し、エキサイティングなボートゲームとなった。

また、最終日には18ポンドクラスのターポンを釣りあげることにも成功し、今回の釣行の記念となった。


しかし、ボートゲームだけで終わることは無く陸っぱりにおいても連日連夜投げまくり釣りまくりました。その中でもZBLポッパーへの魚の反応はすこぶる良く、ボートの出入りするスロープにクルーズしてくるマングローブスナッパーやジャックトレバルなどがHITし、パワー十分で楽しいファイトを楽しましてくれたのです。

しかし、その陸っぱりでそいつは来たのです!
ZBLミノー90Sで、ジャーキング&ステイを繰り返していると、重量感があるアタリが伝わってきた。即座にアワセると、水面を割り大きな魚体が姿を現した。「何?スヌークそれともターポン?」と、心臓はバクバク状態。
強烈な引きにロッドは絞り込まれ、ドラグが鳴る。しかし近くには桟橋があるため潜られたら負けると思い、少しだけドラグを締め込みファイトすること数分。水面に見えたのは良型のスヌーク。しかし表層に浮いてもなお、スヌークは何度かの抵抗をみせ、桟橋に逃げ込もうとする。やりとりしながらランディング場所を探していると、運良くボートのスロープが近くにあり、キャッチに成功。メジャーでの計測は出来ませんでしたが、手尺の目安で約85cm位。6kg位の見事なスヌークでした。
そして翌日にも80cmほどのスヌークを筆頭に小型スヌークやジャックトレバルなどが遊んでくれました。

私のフロリダ釣行の感想として「フロリダだから釣れる」ということは無く、極めて基本となる攻め方が重要なフィールドでありました。とくにテクニカルな要素が多い(キャスト、ルアー選択、トレースライン、アクション、ファイトのやり取り等々)ゲームであり、ベイエリアのスタイルが通用した部分もありながら、あらためて多くの経験や勉強をさせられた釣行でした。


ガイトのジェシー
また同行してくれたジェイソン・フェリス氏、ガイトのジェシー、フロリダのエバーグレーズに感謝。そして、来年またこの地を訪れることを彼らと約束しアメリカを後にしました。

最後に、エバークレーズはもとより、アメリカはゲームフィッシングが確立された土地です。州ごとのレギュレーションを守り、フィッシングライセンスなどは必ず購入してから楽しんでください。
今回のようなボートゲームの場合は、料金にフィッシングライセンス代が含まれているケースが多いですが、陸っぱりゲームを行う際もライセンスが必要です。
注意して楽しんで下さい。

フィールドスタッフ 秋山健太



フロリダ

ペリカン

お昼は、バーガーキングで

グラスポッパー

同行してくれたジェイソン・フェリス氏

レッドフィッシュ!