地磯のヒラスズキゲームにおける
ZBLシステムミノーの使い分け


浅川 和治


昨年末には、皆さんに向け"年末年始のフィッシングプラン"として3つのおすすめプランをご案内させていただきましたが、結果はいかがだったでしょうか?私自身も自ら提案した中で「勝負師プラン」なる、南房総の地磯を巡ってきました。新発売のZBLシステムミノー15HD−Fを中心としたミノーゲームで、80cmオーバー3本を含む14本のヒラスズキをキャッチすることができました。
そこで今回は、地磯における私なりのZBLシステムミノーの使い方をレポートします。

 
まずは最もヒットの多かったZBLシステムミノー15HD−F(以下15HD−F)。主にランカー狙いに使用していますが、最近では主力ルアーNo.1になっているお気に入りです。リップデザインから、見た目には良く潜りそうなイメージですが、実際に水面に浮かべると、やや後方にバランスがとられているので、磯に点在する沈み根の上やエッジをトレースするのに非常に適しています。また、確実に磁着固定されたウエイトシステムによるスイミングバランスの良さも、潮流に負けることの無い特化した性能と言えます。
「ヒラスズキは根を釣れ」と言われる程に、根際をタイトに攻めなければならないゲームですから、これらの性能が強力な武器となるわけです。また、貫通ワイヤーの採用でランカーとのやりとりにもアドバンテージを握る事が出来ます。
現に86cm7.6sと、それに加え計測前に逃がしてしまった推定90cm後半、9s台を超えようかという大型も不安なく15HD−Fでキャッチできています。

 

次に、ZBLシステムミノー15F(以下15F)ですが、15HD−Fで反応が鈍い時に、アクションの違いによる効果を狙って使用しています。ちなみに、15HD−Fはウォブリングの入ったアピール系のアクションで、15Fはローリングアクションに蛇行軌跡を描くような食わせのアクションです。そして、私はさらにノーマルの15Fと、リップを削った15Fを使い分けています。
ZBLシステムミノー15Fの動画がご覧になれます

 

まずノーマルの15Fで、狙った根のエッジ、やや水深のあるところを攻めます。その後、反応が無ければリップ削り仕様の15Fを更にタイトにトレースします。この時に、根掛りを臆することなく攻めるため、リップを削って使用するのです。こうすることで、根掛りによるルアーロストや場荒れの防止と共に、よりヒラスズキに丁寧なアピールができます。また、潮位が高く沈み根の上にサラシが出来るような状況では、その上をダイレクトにリップ削り仕様の15Fをトレースします。
ZIPBAITSのルアーは基本設計とバランスがしっかりしており、フックサイズを変えるなどのアレンジや今回ご紹介しているリップチューンなどによってバランスが崩れ難いため、アングラーの工夫によって多彩なトレースラインを創造してくれるのです。

 

そして、忘れてはならないのが、ZBLシステムミノー11F(以下11F)です。カタクチ、セグロ、トウゴロウイワシの接岸時には爆発的な威力を発揮するこのミノーは、私をヒラスズキに最も近づけてくれたミノーです。
昨年の春にもこのコーナーでご紹介しましたが、「マグドライブ」の効果により、11cmクラスのミノーとしてはハイレベルな飛距離の安定性を誇ります。同時に、リップに設けられたホールが水の掴みを向上させており、リトリーブ時にターゲットエリアの水流変化が非常にわかり易いというメリットがあります。これによって、ヒラスズキがどこでフィーディングしているかが想像し易くなり、集中力を維持できるために結果に繋がりやすくなりました。今回の釣行でも、潮止まり直前の流れが緩んだ状況下において、ルアーが目に見えない潮目や、わずかな水流を捉えて手元に伝えてくれたので、キャッチをすることが出来たと感じる場面がありました。
潮位、潮流、風、サラシ、ベイト、その他、複数の要素が絡み合って初めて出会えるヒラスズキ。関東では他の魚種に比べ、出会えるチャンスが少ないとはいえ、自分の描いたヒットパターンでキャッチした実感は何ものにも代え難い、喜びと感動を与えてくれます。



今回掲載の写真を見て、チャレンジしてみたいと思われたアングラーの皆さん、ヒラスズキのファイトを味わったらきっと止められなくなると確信しています。安全対策と磯に関する知識を仕入れ是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。もちろんZBLシステムミノーを熱い思いで、握り締めて行くこともお忘れなく!良き出会いが有る事を願っています。

フィールドスタッフ 浅川 和治

 

使用ルアー

ZBLシステムミノー15HD−F   カルティバ ST−56#1/0
ZBLシステムミノー15F      カルティバ ST−46#3
ZBLシステムミノー11F      カルティバ ST−46#3

 

使用タックル
ロッド:ufmウエダ プラッギングスペシャルCPS−112ti
リール:シマノ ツインパワー5000PG
メインライン:ショップGillオリジナル Gillライン16lb (ピンク)
ショックリーダー:VARIVAS ナイロンショックリーダー35lb
スナップ:カルティバ クロスロックスナップ0号(70lb)