沖縄県本島北部、本部半島の北西洋上に位置する「美ら島」伊江島(いえじま)。
少し早めの夏休み気分、東シナ海での釣りは今回が2回目となる僕を、この離島へとガイドしてくれたのが昔からの釣り仲間で、釣り好きが高じて沖縄本島へと移住した尾谷まゆみさん。
彼女は沖縄釣り情報誌「釣王国Jr」、「海族(うみぞく)」で、【磯のアイドル】としてマスコットガール&フィッシングライターとして活躍中のアングラー。今回は、彼女の案内で南の島の釣りを楽しんできた。
「めんそーれ」爽やかな挨拶で現れた、まゆみさんと共に伊江島へフェリーで渡る。
東西に横長の伊江島で、彼女が選択したエリアは北東部に位置する、ゴルフ練習場付近の北磯。背丈以上ある南国らしい薮に開かれた道を下ると、眼下にエメラルドグリーンから紺碧へと変わる「美ら海」が広がる。
海辺の崖にびっしりそそり立つ尖った岩を、タックル片手に渉り進む姿は島人(しまんちゅ)ならではの慣れを感じた。
到着したフィールドは、磯からのびるリーフが広がる南国ならではの景色。
先ずは、ターゲットとしてガーラ(GT)、マンビカー(シイラ)、ガッチュー(カツオ)を狙うべく、ヘビータックルを選択。
小移動を繰り返しながら、リーフエッジを攻めるが、一向に気配が無い。
そこでまゆみさんの提案で、ライトタックルで、リーフ周りに生息する多種多様な南国フィッシュを狙う事に。
間もなく、リーフから伸びるクレバスを刻んでいた、彼女のロッドがいきなりバットからしなった。
しかし残念ながらフックアウト。周辺海域に多く接岸していたシラス目当てに回遊していた大型魚が、ライトタックルにヒットしたらしい。
やがて、沖縄ライトゲームの代表格イシミーバイ(カンモンハタ)がまゆみさんにヒット。やはり、リーフのクレバスから飛び出してきたらしい。
"リーフエッジからあまり離れないトレースが大切ですよ"との彼女の言葉を忠実に実践してみると、僕にも直ぐにチンサー(イソゴンベ)がヒット。
カサゴにも似た魚で、リーフから勢い良く飛び出して、ラファエルをくわえて一目散にリーフへUターンしていく姿が全て見ることができた。
サイトフィッシングでは当たり前なのだが、特に沖縄の様な美しい海では、薄いレンズカラーの偏光グラスの使用で、水中が良く見え、そして景色も鮮やかにしてくれるので必携だ。

続いて、幅狭いクレバスが連続するリーフの上を、ラファエルでスロートゥィッチしていると、細長い影が迫ってきた。吸い込むように口を開け、ラファエルが転がり込んだ。ダツ!?っぽいが、どうもファイトが違う。
正体はアオヤガラで、ジギングの外道などとして時々ヒットする魚だ。僕はアカヤガラという、同型の赤い魚は幾度かキャッチしていたが、アオヤガラは初めてのキャッチ。
なんともユニークな姿で、思わず嬉しくなる出会いだった。

次々と見慣れぬ魚がヒットする中、小型のメタルジグをシラスに見立てて、沖のリーフエッジを狙っていたまゆみさんにオジサン(カタカシ)がヒット。名前は聞いた事ある魚だが、口から生えたヒゲがオジサンという名前の由来というから、なんともユーモラスだ。
この他にも様々な魚に出会えた、沖縄離島のゲームだった。
夏休みを利用して沖縄を訪れる予定の方は是非、ビッグゲームはもちろん、ライトゲームにもチャレンジしてみては如何だろうか。何が釣れるか分からない、そして思わぬ大物がヒットしてくる楽しみがあります。
離島と同条件で楽しめるリーフは沖縄本島にもあります。今回活躍してくれたラファエルの他、ZBLシステムミノー50SやZBLポッパーもリーフゲームでは使い易いのでお勧めです。


■タックルデータ
 ルアー:リッジS-Lineラファエル(ワカサギ・HM)+カルティバST-31TN#8
 ロッド:バスロッド(ファーストテーパーライトアクション)5.1ft
 リール:シマノ・SRステラ C3000
 ライン:ラインシステム・シーバスハードPE 8ブレイド 8LB
       +ラインシステム・ナイロンスーパーショックリーダー25LB
 サングラス:DNA レグラス CR-39コーカサスブラウン