春のスポーニングシーズンから暫く過ぎて、やっとメインターゲットとして狙える時期を迎えました。
 個人的なはなしなのですが、年々魚のコンディションに対して拘りが強くなり、今年もコンディションが回復して暫く経つのを今か今かと待ち望んでいました。
  
季節が変わり、ようやくターゲットとして狙う為に足繁く通い、延々と川を遡行し続け、やっと巡り合った魚体は、やはり"ファインダーに収めたい"そう思わせるものでした。
これだけの清冽な流れとその中に何十年も前から世代交代を繰り返した末裔と出会うことを目的とし、それが嬉しい私は、釣れた数やサイズにはほとんど無頓着です。


さて今回入った北海道東部の川は、以前から気になっていたものの足を踏み入れていない河川でした。実際に行ってみると、自らの中で膨らんでいた想像を大きく上回る、そんな場所でした。ひたすら歩き続けることも、苦になるどころか、もっと奥へ・・・と誘われる、そんな気分にさせられたのです。

今年はリッジスリム80SSがリリースされ、今までとは違ったアプローチとそれに対する攻めのバリエーションも増えたと実感できます。
 魅せて、誘って、喰わせる。ダウンでも秀逸、でもアップでの攻めが好きな自分としては、このルアー、リップやボディーに直に水圧が掛かって泳ぐダウンでの釣りではなく、アップでどれだけの威力を発揮するか・・・
ただひたすら使い続けました。結果は画像のとおり。ファインダーに収めたい。そう思わせる魚たちとの、多くの出会いがありました。


狡猾なレインボーには気配を悟られないよう、ルアーの届く限界まで離れ、フルキャストでピンポイントを狙います。そして、魅せて、誘って、喰わせる。しかし、ここのレインボーは本当にスプーキー。わずかなアプローチミスも許されず、2回目はありません。

一回で如何に喰わすか・・・



狙ったポイントにキャスト。魚は、ボトムに沈み気味であるものの、サーフェイスゲームで表層まで誘い出して喰わせたい。
ロッドワークとライン操作で、ルアーを表層で舞わせると良型のレインボーが出てきてくれました。自分の望むこんなゲームが出来たのも、このルアーがあったからこそでした。

時折、山から吹き降ろす強い風に見舞われても、キャスト中のルアーの軌道がズレることなくピンポイントへアプローチできる強さと、ルアー自体の絶妙なアピール力。そして泳ぎ。これから、秋、冬と、気温が下がる季節へ向かっても、必携になりそうな、そんな気がします。ルアー自体の実力からすると、暖かい時期だけに限らず、フルシーズンで活躍が期待できます。

これからも徹底的に使い倒して、レインボーのみならずさまざまなトラウト達と遊んでみたいと思います。

フィールドスタッフ(北海道在住) 後藤 全宏