まだ寒さが全く和らぐ気配の無い2月5日、暦では立春と春のはじまりを示すのだが、本当の春はまだまだ先のようですね。
今回私がターゲットとして狙うシーバスは、完全アフターシーバス!

「それってこの時期なら普通じゃあないの?」

そう考える方も居られるでしょうが、私が狙うのは産卵後の体力もなくファイトも弱々しいシーバスでは無く、他のシーバスより体力の回復が早い個体です。
その為、コンディションも良く、ベイトをたっぷりと捕食した腹パンパンのシーバスなんです。それに、サイズもランカークラスと来れば、極寒の中でも自然と足がフィールドに向いてしまいますよね。

今回は魅力満点のポッチャリシーバスを求め、2月5・6日の二日間釣行をして見る事にしました。

初日5日は北からの風がとても強く、ルアーの飛距離を出す事が厳しい悪条件の中での釣行となりました。
狙いのタイミングは、河川河口から遡上して来るベイトが、地形の変化に差し掛かった一瞬です。タイミングを計ったかのようにシーバスの活性が高くなり、ルアーに対しての反応が良くなる。
ルアーをどのように流せば効率良くシーバスの反応を捉える事が出来るかは、経験則で分かっているのだが、悪いことに風が強く、自分が狙ったところへルアーをキャストする事が難しい。
そこで、風の抵抗を出来るだけ受けないようにルアーの弾道を低くし、キャスト後は風上にロッドを倒し、余分な糸ふけを出さないよう対処してキャストを繰り返す・・・


いくつかのルアーをローテーションし、表層を狙うためルアーをZBLスライドスイムミノー85に替えてキャスト。
風を切るようにルアーは綺麗な弾道で狙いのライン上奥に着水。ラインスラックを軽く取り、スローリトリーブでルアーをコントロールする。
すると、ポイントに響く風の音とは別に、ルアーを吸い込むバキューム系の捕食音を僅かに捉える事が出来た。
その瞬間、ロッドに伝わるシーバスからの反応。手元に感じた反応は小さかったが、捕食音と同時での反応だった為、体が自然とロッドを持ち上げフッキングを決めていた。

意外とすんなりとランディングに成功したシーバスは82cm。僅かながらスリムなシーバスであった。




翌日6日。
前日の釣行は風との戦いであったが、この日は雨との戦い!
連日の悪条件での釣行だが、プラス思考の考えが強い私・・・こんな条件だからこそランカーサイズが出ると自分に言い聞かせた。

前日は風が強く思うようにキャストが決まらなかったが、今回は狙いのピンポイントにルアーをドンドン流し込む事が出来る。ルアーのトレースラインも徐々に変えながら、狙いのタイミングを待つ。
前日と違い雨の影響で僅かに水質は濁りが入っている状態、ルアーのレンジも僅かに深くした方が良いと判断し、ザブラシステムミノー123Fタイダル(月光鰯)を選択しキャスト。
ルアーは潮目を扇状のアーチを描くようにゆっくりとターンをし、回収しようと思った瞬間、前日のシーバスとは全く違う重量感のある反応がロッドからダイレクトに手元に伝わって来た。

「遂に狙いのシーバスか!?」


緊張しながらフッキングを叩き込む、フッキングは見事に決まりその瞬間、ドラグの調整が緩かったか?と想うぐらいラインが勢い良くリールから出て行く・・・
ここで焦ってしまえば私の負け、そこでロッドを軽く握り直し自分のペースにシーバスを引き寄せる。
久し振りに長く感じるファイト。数回の走りを上手く捌きながらフックの掛かりを確かめながら、ファイトを堪能しランディングに成功。

キャッチしたシーバスは、腹ポッチャリの92cmのシーバスであった。

その後、シーバスからの反応は無く釣行を終了。
今回悪条件の中で、念願のシーバスを出せた事は本当に嬉しかった。
これからさまざまなパターンの釣りが成立して行く時期に突入します。まだ寒い日が続きますが、皆さんもフィールドに足を運んで見れば、もしかするとポッチャリ魚種が待っているかも知れませんよ。