この大会は、オーストラリアのバスフィッシング愛好家達からの「世界規模のバストーナメントを開催したい」という熱烈なラブコールをきっかけに、いくつかの国々がその大会主旨に賛同し設立されたもの。本部をオーストラリアに構え、今後は各国にも支部が置かれる予定です。

さてこの大会では、基本的にボートを有する(地元の)アングラーと日本やアメリカ、イギリスなど各国から参戦したアングラーがペアとなって2日間・計3戦(セッション)を戦う形式で行われました。対象魚は、オーストラリアンバスと言われる魚でペア戦の形式となり、船中で4本のリミットを狙います。

今回は、まったくと言っていいほど事前情報が無くタックル準備から釣り方まで、すべて1から探すこととなりました。ダムに到着してすぐに行われたプラクティスでは、ペアを組んだスミス氏の釣り方をチェックしながら、いくらか状況がわかりました。それは、日本のラージマウスを釣るようなストラクチャー絡みの魚ではなく回遊性の強い種類であるということでした。
何となく、オーストラリアンバスが見えてきたところで、プラクティスを終了し翌日からの本戦に備えることとなりました。

結果から言うと、私は3戦(セッション)目で3,620gを持ちこみ、8位となりこれが最高順位でした。同じ日本人選手も、最初は釣り方に戸惑っていたようですが時間の経過とともに攻略法が分かってくると、地元アングラーと同等かそれ以上釣っていたようで、結果にも良く現れていました。
最初、戸惑った攻略法ですがバスはゆるやかなブレイクの水深3〜5mあたりにサスペンドしており、これをバイブレーション(カリブラやカリブラJr.キンクロが抜群!)や重めのジグヘッドで狙うパターンが有効でした。レンジを合わせるためにビースイッチャー4.0をキャストすると、ゴールデンバスが釣れてしまうことが多く、クランク系のアクションに対してはあまりオーストラリアンバスの反応が良くないようでした。
大体の選手がこれらの方法で獲っていたようですが、私は朝方にミノーを多用しました。というのは、レンジを合わせるためにカウントダウンしていると、効率が悪く時間がかかるので、朝の活性が高い間はジャークベイトで浮かせてバイトさせることができるだろうという読みでした。使用したルアーは、トラウト用のリッジ90Fで、サイドフラッシュデザインによるフラッシングが非常に効きました。しかし、日が昇ってしまうと沈黙してしまうパターンでもありました。

ビー・スイッチャーにはゴールデンバスがよく反応した。
私自身、今回の大会参戦が初の海外トーナメント経験となり、いろいろなことが得られた旅となりました。また機会があれば、"IBA国際バストーナメント"に出場してみたいと思います。

 JBワールドプロ 神谷 勇紀