いよいよ待望のザブラミノー135Fブーンが発売されました。
磯ヒラフリークの僕も、大変心待ちにしていました。
そこで今回は、磯のヒラスズキゲームにおけるブーンの特長を生かした使い方をいくつか紹介してみたいと思います。


ブーンの特長としてまず挙げられるのは、飛距離です。
同クラスミノー群の中でもトップレベルだと思います。
磯ヒラゲームにおいては、強風・向かい風がベストコンディションとなることが多く、風を切り裂いてぶっ飛んでくれる性能は、何よりも大きなアドバンテージとなります。

このことは、単純に探れる範囲が広がったというだけに留まりません。
すぐ目の前に広がるサラシを攻める場合でも、できるだけサラシから離れたところから引いてくることで、より長い時間、ヒラスズキにミノーを見せることができるのも、重要なポイントです。


活性が高いヒラスズキは、着水後からルアーにアタックすることもありますが、大抵の場合はある程度見せたあとでないとアタックしてきません。活性が低ければ低いほど、長い時間じっくり泳がせる必要があります。必然的に、遠くからのアプローチに軍配があがります。
また、僕自身は、ヒラスズキは直接サラシについているばかりではなく、どちらかというと、サラシ近くのシモリ際、スリット、ブレイクなどの地形についていることの方が多いという見解を持っています。サラシの外で餌を待っているヒラスズキにじっくり見せておいて、サラシ内、シモリ際、ブレイク等の変化で口を使わせるという戦略も、飛距離あってこそです。
実際この春は、サラシの外からのロングトレースでたくさんのヒラスズキを掛けることができました。



さて、二つ目の特長は、比重です。
これは当然、飛距離にも大きく関係していますが、それ以外のところでも攻略の幅を広げてくれます。

海水において限界ぎりぎりのフローティングであり、フックやリングサイズを上げると、スローシンキングになります。
僕はこれを、シンペンに近いミノーととらえています。
シンペンを使うときは、風や波に同調させ、水中をフワフワと漂わせるように使う(ウインドドリフト)ことが多いと思います。しかし、風や波の強さによって、浮いてしまったり沈んで根ガカリしたりして、調整が難しいのではないでしょうか?

 


ブーンの比重であれば、ある程度リトリーブして潜らせた水深をキープしつつも、リップによってブレーキがかかるため、簡単に浮き上がることもなく、一カ所にとどめることができるのです。
もちろん、シンペンにはシンペンのよさがあり、全てを代替できるものではありませんが、少しでも長くサラシ内でアピールする一つの手段としてお勧めします。



三つ目の特長は、その泳ぎの質です。
スリムなノーズとテイルがスムーズに水をかき分け、ナチュラルなウォブンロールで泳ぎます。
抵抗は軽めですが、潮流の変化はしっかりとらえてくれます。
磯ヒラゲームでは、風と波によってラインやルアーを食われ、根に絡まったり、ラインをいためたりすることも多々あります。


ブーンの軽い泳ぎは素早い回収を容易にしてくれるので、攻めどころを通したあとは一気にラインを巻き取り、次の一投に移ることができるのです。
さらに、これはあくまでも自分の感覚ですが、魚のスイッチを入れ易いルアーだと感じています。あまり期待できそうにない薄いサラシやサラシの外側でも、何度もヒットを導きだしました。ブーンのヒラヒラしたロールが、サラシのベールがないポイントでも魚の食い気を誘ったのではないかと考えています。


以上、ザブラミノー135Fブーンを使っての磯ヒラ攻略について述べてみました。
これはあくまでも僕個人の考えであり、これが磯ヒラ攻略の全てではありません。しかし、確実に成果を上げた一つの方法として紹介してみました。
これから磯ヒラに挑戦しようとする方はもちろん、釣果が伸び悩んでいる方などに参考になればと思います。

どうか、安全に気をつけ、ストイックながらも楽しい磯のヒラスズキゲームを楽しんでください。