| WON BASS U.S.OPEN参戦記 VOL.2 大会初日・エリアの見極め |
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| いよいよ大会初日、まだ暗闇に包まれた午前3時にホテルを出発。レイクミードへ。途中、朝食と昼食を調達の為にコンビニに立ち寄りました。砂漠地帯であるこのミード周辺は、空気が乾燥しており水分補給を怠ると脱水症状を引き起こすと聞いていたので飲み物を多く購入しました。 |
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ミードのスタート地点であるコールビルベイに近づくにつれ雲行きが悪く、車の窓から感じる風が少し冷たく、不安がよぎりました。というのも、ミードでは抜けるような晴天の時の方が、バスの活性が良いからです。 前日に抽選で決まった今日のパートナー"レイモンド レイリー"と約束した待ち合わせ場所に到着。間も無く目の前に現れた白いシボレー、トレーラーには白いバスボート(チャンピオン)。左ハンドルの窓から「グッドモーニング!ジュン!」気さくに声を掛けてきた。彼だ! ライブウェルチェックを済ませ、係りの人から「グッドラック!」の一言。そして、アメリカ合衆国国歌斉唱が行われ、全ての選手が立ち上がり左胸に手をあてている。その光景はとても厳粛な雰囲気で気分が高揚しました。また今回は、日本の「君が代」が流れ日の丸も掲げられ、WONBASSの気遣いと演出は実に心憎く、感動させられました。 |
いよいよスタート。天候は曇り。ボートは、約40分間北上し、ファーストポイントであるワンド奥のティンバーエリアへ到着。レイモンドの様子を伺うと、7センチのポッパーでテンポよくポップ音とスプラッシュで誘っている。自分はペンシルベイトをチョイス、"フェイキードック"を彼に見せると「Good!」の一言。しかし、私にも彼にもバスからの反応は無く、この時点でトップウォーターを見切ることになりました。 次に私は、バスの居る層をチェックするためにスピナーベイト"ハマー"にチェンジ。すぐに私の記念すべきU.S.オープンでのファーストバスがヒット。しかし残念ながらノンキーパーであった。このエリアで暫く釣るも、サイズが上がらずエリアを変更。 |
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「次はティンバーエリアではなくグラスエリアだよ」レイモンドと話しをしていると、セカンドポイントに到着。ベイトフィッシュが非常に多く、魚の気配が感じ取れるエリア。何より、ウィードは私が得意とする要素なだけに力が入りました。ルアーをバイブレーション"カリブラjr"にする。すぐにヒットするが、魚は覚えのある横走りを見せる。プラクティスの時に悩まされたストライパーでした。一方レイモンドは、魚の形をしたワームを使用し、オフセットフックに噛み潰しのウェイトを付け平行フォールさせる釣りをしていました。彼の読み通り、3ポンド40cmを越えるバスを掛けたのですが、惜しくもボート際でジャンプされフックアウト。その後、同じエリア同じリグで3本の同クラスのバスを掛けるが、すべてフックアウトしてしまったのです。 しかしながら、アメリカ人の釣りは大雑把だと思っていた私は、その細かなリグと誘い方に驚かされたと同時に、日本のクラシックウィナーとしても負けてはいられないという闘志が沸き立ってきました。一旦、このポイントを休めるために移動。 |
| 今度は、対岸にある小さなクリークの岬周りをドロップショットで攻めるというフィネスな展開になり得意なスタイルへと移行。 MZ−19の3.3グラムを使用しダウンショットで攻めていきました。ボトムを感じながら微妙なシェイクを加え誘っていくと、立て続けに2本のキーパーを手にする事ができました。この様子を見たレイモンドは、ボートポジションから流すスピードなどを、私主導の展開に変更してくれたのでした。 |
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| その後、期待したグラスエリアに戻るが結果が出ず、最後に温存しておいたポイントに移動となりました。この頃から少し風が強まり、湖面には白波が見え始め荒れ模様となってきました。ポイントに着くと、ミード名物のストライパーのボイルが始まったのです。「ストライパーの下にラージマウスバスが居るからドロップショットを投げろ!」レイモンドは私に指示。しかし、お互い荒れた湖面走行の後で、リグが絡まって上手く外せないという最悪の状況。しかも残り時間はあと5分程しかないために、新しくリグをセットすることも出来ない状況。唯一、直ぐにキャストできる状況だった「ハマー」をキャストしましたが、ストライパーがヒットしてくるのみで、無常にもタイムアップを迎えてしまった。
結局、私のU.S.オープン初日は2本でウェイン、3.65ポンドで169人中131位という結果でフィニッシュ。この世界で「釣れていたら・・・」は禁句であることは充分承知の筈なのに、レイモンドのあの3本が本当に悔やまれました。しかし、それがトーナメントだと自分に言い聞かせながら、既に2日目の展開に頭を切り替える事に集中していました。 |
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野本 淳
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・・・次号へ続く
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