| WON BASS U.S.OPEN参戦記 VOL.3 互いのフィッシングスタイルで |
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| いよいよ試合2日目、朝2:30起床。このところの緊張感と、体力的な疲労でさすがにこの時間の起床は少々つらくなりはじめていました。初日同様、ミードに向かう途中で食糧を調達しすぐさま湖へ。 |
| 今日のパートナーはロブ・バンコーイ。彼はB.A.S.S.のサーキットに参戦しているプロでかなりの実力の持ち主であることを、今回現地でいろいろとお世話になっている菅原氏から聞いていました。ミードに到着後、直ぐに彼と逢う事ができ早速ボートをランチングしながらいろいろ情報交換を始めました。私が、昨日は岬周りのロックエリアでキーパーを手堅く釣る事が出来た事、リグはダウンショットであった事などを伝える。すると彼は、私の耳元で「ジャークベイト」と、ひとこと小声で囁いてきたのでした。 |
| いよいよフライト。緊張しながらフライト順を待っていると、何やら彼が突然私に謝っている。よく話しを聞いて見ると、ランディングネットを忘れたとの事。私は「こんな時に限って結構釣れちゃうよ。」と言いながら、OKサインをだして場を和ませたのでした。一気にスロットル全開で加速して行く。もの凄いスピード。グランドキャニオンの谷間を抜けどの位走っただろうか、彼のポイントに着いた頃には手も足も感覚が無くなっていました。 エレキを降ろし、彼が握ったロッドには話し通り13cm位のジャークベイトがセットされていました。彼はポイントを指差し、この岩盤と点在するブッシュへキャストして行こう。と私に指示。私はペンシルベイト「フェイキードッグ」で狙うことにする。そして1投目にいきなり「ガバッ」とバイト。しかし上がってきたのは、プラクティスから毎日会っているシマシマ君、ストライパーでした。その後もこの釣り方では全てストライパーがきてしまうため彼のスタイルに合わせる事にしました。彼はこの状況をしっかり読んでいたのでしょう、ストライパーの群れが居る下のレンジへジャークベイトを送り込んでいました。現に彼のルアーにはストライパーのバイトが殆ど無いのです。数投の後、彼のロッドが大きく絞りこまれ40cmUP、キロフィッシュがボート上に抜き上げられました。幸先の良いスタートに彼とがっちり握手をし、私もルアーを「カムシン」にチェンジしました。 プラの段階ではオルビットを使ったところ、ストライパーのバイトが多発しました。恐らくそのシャープなアクションとシルエットがストライパーを反応させてしまうと感じていた私は、ややバルキーなシルエットでダート幅も小さいカムシンをここではチョイスしました。 彼と同じようなレンジをトレースする事をイメージし、ジャーク&ポーズを繰り返すとこれが大当たり。私も彼と同クラスをキープし、その後は2人でジャーキングパターンを続け一気にリミットメイク。レンジを合わせる重要性と、ハードプラグの威力を再度認識したのでした。その後は、ビッグフィッシュ狙いに切り替えエリアを移動することにしました。 |
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![]() 2日目に多用した、フェイキードッグリフレックスと、カムシン70SP−SR |
たどり着いたポイントは、クリーク。水の色も先程のスーパークリアウォーターからやや白濁したステインへ変化。日本で例えると関東のリザーバー「津久井湖」のような感じでした。岸辺にはゴロタ石が広がり、ブッシュが絡む視覚的にも絶好のポイント。彼は私に、「ここで出れば5パウンダーだ!」と告げ、ブッシュ周りにテキサスリグをフリップさせるという。彼が縦の釣りを展開するなら、私は横の釣りで広く探りバスの活性を見たいと話し、別な釣り方でパターンを探すことになりました。結果的にこのポイントではバスの顔を見る事はできなかったのですが、正確かつパイピッチでピンポイントを打っていく彼のフリッピングテクニックには、無駄な動きが一切無く感心させられました。 |
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| 次ぎに私は、「私の持つパターンをやってみないか?」と彼に提案。岬周りへ移動して欲しいと伝えると、彼は何か感じるものがあったのかいきなりボートを走らせたのでした。たどり着いた岬は、私のイメージ通りのシチュエーションで早速キャストを始める。昨日はリミットを揃える為に手堅くダウンショットを用い攻めましたが、今日は入れ替えが目的の為、ラバージグをチョイスし大型を狙う。彼は私の話し通りダウンショットをセット。お互いに岬のショルダーに点在する大岩をダウンヒルで舐めるように流して行きました。ここでは、私の釣り方がはまり2匹の2パウンダーを釣り、入れ替えに成功。 トータルウエイト、8.65パウンドでフィニッシュ。この結果で、私の成績は初日の131位から一気に60位までジャンプアップ。パートナーのロブは、何と14位まで順位を上げたのでした。ロブと互いの健闘を称える握手をし、明日もがんばろうと話し別れました。 |
| この日ロブから得たスタイルや、自分自身のスタイルで読み通り入れ替えができた事は、良い経験となり、3日目の試合に向け大きな自身に繋がりました。 |
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JBトップマスター 野本 淳
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・・・次号へ続く
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