写真右:佐々木 義高さん 左:佐藤 雄一さん

7月2日石巻市旧北上川で行われた釣りキチ三平杯ボートルアー部門に参戦した模様をレポートいたします。

実に、今回で4回目となる三平杯への出場。今年もチームジップベイツとして佐藤雄一氏とともに挑みました。
過去3回は、7位、3位、3位と入賞するものの表彰台の一番高い所には立てないでいる我々。
今年こそは、という気持ちで大会に臨みました。

当日は、あいにくの雨。 前日の雨もあり川は濁りが入っているものの釣りにならないほどではありませんでした。 前週や前日にプラクティスを行っていた選手の話を聞くと、釣れはするもののパターンと呼べるほどのものが成立することは無く、狙って釣るというより"釣れた・・・"という感じが強いようす。

我々としては、雄一氏が前日の感触から掴んでいた引潮によっておこる橋脚のヨレを攻めるパターンをメインにしようとスタート前から決めていたのでした。
スタートからストップフィッシングまで、潮は引いているというこの日の状況を考慮した我々のパターン組みでした。


6時30分、ミーティングが終わり30艇のさまざまなボートがポイントへと向かっていく。

例年のことながら、我々は運営スタッフの任務を兼ねているため、無事に選手達がスタートできたのを確認しゆっくりと上流へとパトロールを開始。安全に大会を進行させることが我々の最大の役目でもあるのです。
今年は、あまり上流の実績が良くないとの前評判から下流域で船団ができている。 我々のライバルチームの船は、真野川との合流付近に数艇。エリアは近いもののポイントがバッティングすることはなさそうなのでとりあえず大会エリア全域をパトロールするため舵を切ったのでした。


スタートから一時間が経過。何チームかは早々にヒットさせている様子であるがサイズが伸び悩んでいる。そして、我々もようやくポイントに入ることになり、真野川合流付近の鉄橋橋脚に船をアンカリングしました。
引潮により流れが速くなると橋脚によってできる『ヨレ』にシーバスが入ってくるため、 それを待ち伏せして狙うのが我々の作戦。

シーバスは、水深4〜6mボトム付近を上がってくるためファーストキャストは、大会二日前に届いたZBLバイブ90-35gのニュースペック。 雄一氏は、ホロイワシ。私は、ゴールドチャートをキャスト。チーム戦のメリットを生かすため、我々は同じルアーをキャストすることが無いよう心がけていました。ルアー交換のたびにパートナーのカラーをチェックしながらいち早くアタリカラーを見つけるようにします。

キャスト開始から10分。雄一氏のルアーに反応が見られたが、惜しくもフッキングまでには至らない。悔しそうにそのままリトリーブし続ける彼を見ていると、フッキングの体制を取っている。『デカイ』と言う雄一氏の言葉と共にロッドが絞り込まれドラグが泣いている。


テールウォークで必死にフックを外そうとするその魚体は80cm近い。慎重にランディングを試みるが濁りで魚が見えづらく、ふと二人の頭には去年のバラシを多発させてしまった悪夢が甦ったのでした。
とにかく慎重に魚をいなしネットイン。しかしやりとりに時間をかけすぎた為、魚が弱ってしまっている。死魚は-20cmのペナルティーとなる為、検量をするため急いでスタート地点へ戻ることに。81.5cmで検量OK!。
ニューZBLバイブのポテンシャルをいきなり知らされた1本となりました。


狙いどおりのヒットそれもビックフィッシュという幸先の良いスタートを二人で喜びながら再びポイントに戻り定位置に船をつける。が、周りにはボートが集まりだし、あろうことか魚が上がってくるライン上にも船が・・・

シーバスは船外機やエレクトリックモーターの存在に敏感なため、我々は橋脚にアンカリングしている。少しでも気配を消しシーバスにプレッシャーを与えないようにしている意図は伝わっていないようでした。

そのまま事の成り行きを見守りつつ続けていると、潮がさらに効きはじめ流れが速くなり 数艇いた船も徐々に移動を始めたのでした。
再びチャンスではあるものの、プレッシャーがかかったことを考慮し、よりスローにリトリーブする為90-35gから80-25gへスイッチ。
雄一氏がアカキン。私はホロレッドヘッドを結びました。すると、またしても雄一氏に80cmクラスがヒット。流れは速く、魚もデカイためアドバンテージはシーバスにありました。ボート際まで寄ったと思わせると、シーバスは橋脚めがけて一気に走りだしラインが擦れる。半ば強引に魚の向きを変え橋脚から放そうと試みると、ここでフックオフしてしまった。80cmクラスだっただけに痛すぎる・・・気持ちの入れ替えをするのに少々の時間を要したのは言うまでもありません。

このポイントでヒットしているのは雄一氏のみ。その後50cmクラスをキャッチするものの70cmクラス1本、60cmクラス2本をバラしてしまいリズムが崩れていったのでした。

あと1本捕らないと50cmクラスを手堅く3尾そろえてくるチームにも負けてしまう・・・
これまで私はノーバイト・・・(この時点では雄一氏とのわずかなレンジの差に気づいていなかった)

10時30分、 気分を変える為にポイント移動。 この日初めて橋脚から離れフィーディングエリアなどいろいろと流すが不発・・・
11時30分、 再び橋脚へ戻ってみるとずいぶん潮が引き濁りもきつくなっていました。しかし、濁りのおかげで本流筋が一目瞭然でわかりやすくもなっていたのです。 他チームはこの濁りを嫌い移動していきチャンス!と思った我々は、気を取り直しキャスト。しかし時間は残り30分。我々は、運営スタッフであるため1時間前に帰着しなければならない。


焦る気持ちを抑えて、今日のヒットカラー 80-25gアカキンをこの時ばかりは二人でキャストする。 周りに誰もいなくなりきっちりとラインをトレースできる。
11:45 雄一氏に60cmクラスがヒット! この魚を捕れば何とか入賞できる・・・
ネットを握った瞬間、『あっ〜ぁ』雄一氏が膝を落とす・・・・

残り時間は、スタート地点までの距離を考えると5分も無い・・・今回、何の仕事もしていない私は『最後にいい仕事しますよ』と宣言し祈るような思いで80-25gアカキンをラストキャスト。ボトム付近までルアーを送りロッドティップを少しあげボトムからルアーを若干切るイメージでリトリーブ。
『ゴンッ』強烈なバイトとともにフッキング!
慎重にやりとりしたいが時間が無い。強引なやりとりでネットインしそのままスタート地点へ戻ったのでした。二人の頭には、何とか3位以内に入れるという安堵感での帰着。


しかし、終わってみれば81.5cm 51cm 66cm 合計198.5cm で念願の優勝を手にすることが出来たのです。思わぬ結果に大満足の大会となりました。

さて、去年、今年と私達は大会中に80cmクラスをヒットさせることに成功していますがそれはいずれもボトムを意識してのリトリーブ中に起こっています。
水深、流れの強さにあわせたサイズとウエイト選択、そして流れに負けないバランスとレンジキープ能力がキーとなったことは言うまでもありません。また、長時間使い続けることができる引き心地の軽さもルアー選択のポイントとなっています。是非皆さんもZBLバイブをご自分のフィールドで試して見てください。

フィールドスタッフ 佐々木 義高



※矢口高雄釣り大会"釣りキチ三平杯"は、「萬画の国・いしのまき」推進委員会主催にて7月2日に宮城県石巻市で開催されました。