宮城県・石巻 磯シーバス釣行レポート

当地、石巻は宮城県の北に位置する東北のシーバスフィッシングのメッカ「旧北上川」を有し、目を海に転じれば日本三大漁場の金華山沖があると言う、非常に恵まれた地域にあります。目の前が海ですし、車で1時間も走ればイワナやヤマメも狙え、バスは勿論のこと、春には桜鱒も釣れます。東北のフィッシングシーンをリードしてきた土地と言えるでしょう。私もパイオニアのひとりとして頑張ってきました。

さてシーバスですが、近年のブームにより「旧北上川」の河口はかなりの混雑となっております。このブームの張本人としては痛し痒しです。そこで次なる手として「磯」を仕掛けています。勿論「磯」は昔からシーバスのポイントですから何を今更とお思いでしょう。当地でも古くから盛んにシーバスフィッシングは行われてきました。しかし当地「磯」はリアス式海岸ゆえに切り立った、高さのあるところばかりで降り立てる場所はほとんど無く、あっても容易にアプローチ出来ません。それ故、開拓が殆どされていませんでした。

そんな条件ならばと逆手にとり、ボートからアプローチしたらどうだろうか?と考えました。その結果は驚くべきものでした。9キャスト9フィッシュなんて時もありました。

しかしこの釣りを始めて5シーズン目になりますが、不確定な要素が多くまだ確立出来ずにいるのが現状です。そして今年はと言うと7月のスタートこそ順調でしたがそれ以降、黒潮の北上が遅く水温が上がらず9月までパッとしない日ばかりが続きました。10月に入り、私が参戦しているバストーナメントも可も無く不可も無くの結果に終わり、後は海に集中です。2度程釣行しましたがチェイスすらありません。今年はこのまま終わってしまうのかなと思いつつ3度目の釣行に出かけました。

その日はロックフィッシュをメインに要所要所でシーバスを狙いました。ロックフィッシュは絶好調とも言える食いを見せ、今シーズンの爆釣を予感させるに充分でした。

10時を過ぎ、海中に何か光る物があるのに気付きました。そこは本当にワンドの奥の奥。およそロックフィッシュでも狙わないようなドシャローです。目を凝らすとその光る物は魚の鱗でした。改めてまわりを見回すと一面鱗だらけでした。どうやらイワシのようです。もしやと思い、朝からキャストするも無反応だったミノーをドシャローの中でも少し深い溝のある所にキャストすると一発でヒットしてきました。
浅い場所だけに慎重にやり取りをしてキャッチしたのは85センチながら丸々としたシーバスでした。こんな場所にいたのか。シーバスは落ちの前に出来るだけ体力を温存しながらベイトに付いていたようです。いくら潮通しの良い岬まわりを攻めても釣れない訳です。

早速、同行者もキャストするもヒットしません。私は「ザブラシステムミノー11F」ホロブルーカラー。同行者は同サイズ、同カラーながらチェイスはあるもののヒットに至りません。1時間余りで私は92、89、85が2本の計4本をキャッチ。同行者は70が1本でした。

この釣果の差は、まず飛距離にあったと思います。ワンド奥のドシャローだけに、気付かれない距離が必要だったのです。常に同行者とは10メートルのアドバンテージがありました。彼の唯一のヒットは追い風の時だったのです。

次に、私だけにヒットが集中した点です。キャッチこそ4本でしたがかなりのバラシもありました。それでも私だけに当たるのです。これについてはやはりミノーのサイレント性の差だと思いました。フックが発生する音、ラインが水を切る音は避けられないものとしても、不必要な音は魚がスプークしていたりナーバスになっている時はネガティブな要素です。ましてや今回のシチュエーションの場合、「磯」ではあるものの、ワンドの奥の奥、まるで湖のような静かなポイントでは、はっきりと差がつきました。これがハイシーズンであったならば潮通しの良い騒がしいポイントを狙うのでこれ程の差はつかなかったでしょう。

このドラマに気を良くした私は、次の日も会社を休んで釣行に出かけました。この日は始めからワンドめぐりです。数箇所目でまた鱗を見つけ3本キャッチ。最大90の86、80でした。同行者もこの日は5ヒットの2本キャッチ。勿論ロッドの先には「ザブラシステムミノー11F」がぶら下がっていました。
投稿者:佐藤雄一

フィールドデータ
気温:18〜22度 水温:19度 天候:晴れ 
ベイトサイズ:10〜15センチ ベイト種類:片口イワシ
タックルデータ
ロッド:UFMウエダ・CPS−75EX−Ti
リール:ダイワ・エアリティー2500限定モデル
ライン:バリバス・アバニライトジギング1号
リーダー:バリバス・VEPショックリーダー25ポンド
ルアー:ジップベイツZBLシステムミノー11F・15F
カラー:719ホロブルー、701イワシ、705レッドヘッド