今年も山形県にあるタキタロウ伝説で有名な大鳥池に釣行してきました。
此処は、2003年6月に熱望していたリッジS-Line70Sのプロトモデルを私が初めて試した場所で、初釣行の段階から岩魚の入れ掛かりを体験し、その凶暴なまでの釣果もさることながら、従来のものにはない飛距離と沈下速度、レンジキープ力を示し、その完成度の高さに驚かされたのでした。初期プロトにも関わらず、帰宅するなり『このままで良いので直ぐ市販してほしい』とジップベイツに連絡を入れたことをこの場所に来る度懐かしく想い出します。

その後に発売されたリッジS-Line70Sの活躍は全国各地で認められ、誰しもが認める逸品となったと言っても過言では無いでしょう。そして、今回の釣行においてもその実力を見せつけてくれたのでした。

湖面が解氷して間も無い大鳥池。当然のことながら水温が低く、岸辺の淀みとの温度差が小さいこともあり、ポイントが非常に絞り込み辛い状況でした。


こんな時こそ、私には大鳥池での絶対ともいえる実績を誇るリッジS-Line70Sが心強い。これを使えば釣果は約束されたようなものですが、カラーだけはケース by ケースなので6色ほど持ち込みました。今期初釣行ですから様子見で、定番のアユHMをキャスト。15秒ほど沈めてからトゥイッチを入れていると1投目にヒメマスがテールフックに、2投目には小型の岩魚がベリーフックにヒットしました

次ぎはカラーをチェンジし、ライムバックアユに変更。フルキャストし、やはり腕時計を見ながら15秒カウントダウン。
ボトム付近をスローにリトリーブしながら鋭いショートトゥイッチを交ぜフラッシングで誘って行くと、数尾をヒットさせることができたのでした。



そのままリッジを使い続ければ釣果はさらに伸びそうでしたが、探求心に火がついた私は他の製品も加えて色々なルアー、フックを数投ごとに換えて違いを比べ、楽しみました。
そして今回もミノーではリッジS-Line70Sが一番の好反応であり、カラーリングは不透光なライムバックアユが最も良く魚を惹き付けました。過去の釣行ではアユHMやワカサギHMが良かったこともありましたので、やはりカラーは数色準備するのが賢明なようです。

リッジの優位性についてもうひとつ忘れてはいけないことが在ります。それはマグドライブシステムの存在です。この特徴と仕組みを知ることで、リッジのポテンシャルをさらに引き出せます。
まずウエイトには、タングステンの限界比重純度といわれるMZ-19を採用し、高飛距離と低重心化に貢献しています。今回のような、シーズン初期に広い範囲をキャストしトラウトの付き場を探るために欠かせないアドバンテージとなります。さらにウエイトをマグネットで固定、かつシャフトスルーとしたことで、トゥイッチングやジャーキングにおいてもウエイトの縦&横方向へのブレが無く安定したスタビリティで思い通りのアクションとリーリングコースを保つことができるのです。

『ギラギラ。キラッ、キラッ!』『ギラッ! キラキラッ』等々、イメージ通りのヒラウチをさせることが可能です。 しかも、ウエイトノイズを完全カットしていることから、従来のようなガチャガチャ、カチカチ、ゴロゴロなどの異音が無く、スレに強いという点も見逃せない性能です。

色々と語ってしまいましたが、私にとってこのミノーはそれほど信頼できるものであり、何よりも大鳥池ではその実績が証明しています。
ここは6月1日に解禁したばかり。森林限界に近い標高に位置する大鳥池では、周囲の山肌から雪が消えると、流入する水量が減り、一気に水温が上がるために、平年は6月一杯か良くて7月第一週までが釣行期間と考えられています。しかし、今年は雪も多く残っており、いくらか長く楽しめそうです。
これからもリッジS-Line70Sを持って通いますよ!
大鳥池の岩魚は小さく、尺上が釣れたら立派な釣果です。沢に入れば50cmオーバーの岩魚も釣れますが、タキタロウ伝説の大鳥池ですから湖水域で勝負。沢の行程は短いので、種沢として大切に考えていきたいものです。


フィールドスタッフ 富樫 力