6月15日に釣友と2人で大鳥池に釣行してきました。今年は残雪が多く登山道を塞いでおり、雪崩によって倒れたブナの大木が道を塞ぎくぐったり跨いだりで例年よりも細かな部分で注意が必要であった。


吊り橋が崩落した七つ滝ではウエイダーに履き替えて沢を渡床。最後にして最大の難所である雪渓はアイゼンとピッケルを使ってトラバース(雪斜面を横切る)。なんとかタキタロウ小屋へ到着したものの以東岳から吹き下ろしの強風に戦意喪失。お昼まで仮眠して、午後になってから東沢のバックウォーターへ向かうことに。




14:00に到着した東沢の水温は3.0度。湖面で3.5度。強風に小雨混じりの中をウエイディングして行き釣り開始。
リッジ70Sなど、大鳥池で実績のあるルアーを試しても釣果がでず、また広範囲を探るためロッドを左右に振り分けてキャストしても、真後ろからの強風にラインが流されてしまい、同じようなリトリーブコースになってルアーは戻ってきてしまう。


そこで、ベリーにタングステンシートを貼ってシンキングに調整したリッジDeep70ライムバックアユとリッジDeep56フレッシュグリーンSHを投入してみる。
自重が増したことで飛距離が出て、ロングリップが抵抗となって風の影響を防ぎ、流されたり浮上したりすることなく広範囲に探れるようになった。また、徹底したボトムレンジ狙いで釣果を得ることができたのであった。


活性が低いのでトゥイッチを連発させてリアクションバイトを誘いながら、遠くでも目立つように時々ジャークを織り交ぜながら誘う。水が澄んでいるので、スローリトリーブでは見切られているようで、意識した速めのリトリーブが有効だった。
また、シンキングに調整したことで潜行能力が増したのか目立つカラーリング効果と相まって、ヒットする際には遠くで掛かるので強風の中でも十分に引きを楽しめた。

今までは「リッジ70S以外のミノーでは釣れないよ」と極論的に言ってしまうほどだったが、今回の釣行で新しい可能性が見つかり、リッジdeep70-56のシンキングバージョンがあれば更に攻略の幅が広がると実感したのでした。


16:30頃にタキタロウ小屋に戻り夕食を準備していると轟々と突風が吹き荒れ激しい雨となり、まさに嵐。七つ滝が増水したら下山できなくなるので、まんじりと夜を過ごし、翌日は早々に下山した。

  タキタロウ小屋の所有者である朝日屋さんへ行くと、目敏く私を見つけた若旦那が「あ、富樫くん戻ってきたぞー!」と奥に声を掛けました。天候は回復して陽が射し、大鳥池に留まっていたら入れ掛かりを体験できたかもしれないが、こうして人知れず心配してくださっている地元の方々が居るのだから無理は禁物。状況を判断し、降りられる時に下山してきて良かったと感じたのであった。安全あっての楽しい釣行であるから、くれぐれも冷静な状況判断を心がけたいものだ。

ロッド:スミス インターボロンX TRBX-73SD
ライン:山豊テグス スピニングフロロ 2LB
ルアー:リッジDeep70 リッジDeep56 リッジ70S、ラディア7g-10g、他