今年の浜名湖は、例年に比べシーズンインが遅れていた。
また、湖内に発生した濁りもなかなかとれなかったのだが、6月に入り若干回復。ポカポカ陽気が数日続いたこともあって水温も上がってきた。

このタイミングをチェックしておきたいと思った私は、6月2日に出船。午前中をかけてポイントを見て周り、竿を出してきた。
この日は小潮で、朝の上げが動かず数箇所をチェックするもクロダイからの反応は無かった。
そして暫くして、下げ潮が効き始めた時合いのワンチャンスで、広大な瀬の中央付近、潮の抜けが良い藻の周囲を狙ってキャスト。一定のテンポで1回1回丁寧にポッピング・スプラッシュ&ダイブを繰り返させる。間もなく、ルアーの後方でタイ独特の"もじり"が見えた。しかし、ルアーまではまだ距離があったため、そのまま一定にポッピングを繰り返す事2回。しっかりと活性が上がりその真後ろまで近づいてきた、ここぞ!と言うタイミングでSTOPさせる。すると"ジュボッ"という音とともにルアーが消えた。その手応えからまずまずのサイズであることが予想できた。上げてみると、50cmには少しとどかなかったが良型のクロダイであった。

この日はこれで納竿としたが、続いて7日の午後にも出てみた。

7日は中潮と言う事もあり、沖から湖内に良い潮が差しこれで出なければ!・・・と言うぐらい良い感じに思えた。高まる気持ちを抑えつつポイントを駆け回り広範囲を探索していったが、どうも瀬の上の生命感が少なく思った程状況は良くない。
それでも上げの潮がしっかり効くまでは粘ってみようと、根気よく有望ポイントをチェックした。そして、上げ8分の頃合となり、瀬のカケアゲリで潮が良く当たるスポットを流していた時だった。前回同様、丁寧なポッピングを繰り返しルアーが気泡を抱きながらダイブしたところで、クロダイが反応。ルアーをくわえ反転したタイミングでフッキングさせる。これもまずまずのサイズであった。このポイントは、昨年も上げ止まり前に時合いが来ていたポイントであり、その経験からタイミングを見て入ったことでキャッチできた1匹となった。
しかし浜名湖は、その年によって潮流が変わることがあり、必ずしも昨年のポイントが今年も良いとは限らない。それが浜名湖というフィールドのゲーム性の高さであり、面白い部分となっている。今期、魚の着きが良いポイントをさらに探して行きたい。
さて、気になる今後の浜名湖の状況であるが、6月初旬現在においては上向いて来ているものの今回のレポート通りシーズンインは少し遅れている。しかし、魚は確実にシャローを意識し始めており、期待したい。また、今年はとてもキビレの魚影が濃いようでいたるところで釣果の話が聞こえる。こちらの専門的な狙い方を見つけるというのも、今年は楽しみのひとつとなりそうだ。

■ 使用タックル
ロッド : UFMウエダ Super Split Shot Special (4S-610S) (パーミングキャスト仕様)
リール : ダイワ セルテート2000
ライン : PE1.2号(リーダーはナイロン25lb30cm)
ルアー:ZBLポッパー(332クリアーミスト、610ゴーストSO)

フィールドスタッフ 鳥居 靖生