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第 Ⅰ 章
サンプル作成の日々
ZBLクロストリガー
 
大野さんからの依頼で、新プロジェクトがスタート。
キーポイントは潮の捉え方、スローでもしっかりしたアクション、
深くなり過ぎない深度、そして圧倒的な飛距離。
しかも魚種は問わず、最後に口を使わすことが出来るルアー。
考えただけでも難しいが、さて、どのタイプで行こうか…。
潮が極めて捉える事が出来るルアー、リップが付けばその力で感度が薄まってしまう。
やはりリップなしで行こう。

早速大野さんに相談。
やはり潮を感じられるのはボディのみで泳ぐルアーだろうと一致。
となればzipbaitsには、SSMがある、潮をしっかり感じられる秀逸なルアーだ。
これを基準に考える事に。

タイプはシンキングペンシルに、
対象魚は何でもありの中でもメインターゲットをクロダイに照準をあてた。
もちろん何でも釣れる前提であるが、
浜名湖でクロダイを狙うのに、
TOPと1m以深を探るルアーはラインナップにあるものの、その中間がない
(もちろんシーバス用はあるが)。
特に藻面の上を引けるような、一口サイズ、それでいて圧倒的な飛距離。
そんな絞込みからSSM85をベースにサイズダウンの方向で進む事に。
形状もSSM85を踏襲し70mmからスタート。
最初のサンプル持参で大野さんに確認。

開口一番、「デカイねぇ」。

「アクションも泳ぐけど小さいなぁ」
「泳ぎの種類が違うんだよね」
「深度も深すぎるかな」
「ジャーク時のアクションも弱いね」
「飛距離もそこそこだけど、まだ足りないね」

数々のダメだし、しかし大野さんの求める物の程度は分かってきた。
そこからは幾度となくサンプル作成の日々。

飛距離は必須のため、マグドライブ搭載は確定。
メインウエイト以外のウエイト配分、特に形状が難航した。
サイズダウンする事により、エアルームがなくなりアクションは出しにくい方向に。
しかし飛距離を稼ぐためある程度のウエイトも必要。

ウエイトを増すと早く沈んでしまうため、深度を浅くするには沈下姿勢を水平に狙う。
しかしアクションを出すのにシンキングペンシルはどうしても後重心になりがち。
そしてフロントウエイトを重くすると遊泳姿勢は良いものの今度はアクションが小さくなる。
飛距離、遊泳姿勢、アクション。
全て理想に近づけるには相反している内容、いやぁー難しい…。

SSM85を手掛けた鳥居さんが
「シンキングペンシルが一番難しいよ」と言われたのもうなずける。

特に形状は単純にSSM85を踏襲したのでは思うようなアクションが出ない事は早々に分かった。
フラットサイドにしたり、丸くしたり、体高を上げたり、細身にしたり…。
試行錯誤の上、ある程度全てがクリア基準に達したサンプルが完成した。
ただまだ求める物には遠い。

いくつものサンプルでそれぞれの要素の傾向は見えて来ていたため、
形状は問題ないだろうと金型へ入る事に。
ここまでプロトモデルでも20数種類になった。

しかし、ここからが長かった…。
 


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