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| マグドライブを搭載した待望のシンキングペンシル、スライドスイムミノー(S.S.M.)がいよいよ8月に発売となる。最初、このルアーを手にした時、外見上は他のシンキングペンシルと変わらないな・・・くらいにしか思わなかった。敢えて上げるとすれば、ヘッド部分の形状がややフラットということだけ。同じシンキングペンシルならば、S.S.M.の存在価値が果たしてどこにあるのだろうか?と感じていた。 マグドライブで飛距離が稼げる?サイレント性の効果?いや、たくさんの実釣系名ルアーが活躍するシーバス界に送り出すには、その程度のアピールでは弱い・・というのが私の正直な見解であった。「飛び抜けた何か」が必要なのである。 |
| S.S.M.を手にした私が実釣に出かけたのは、ホームグランドのひとつである秋田県・米代川。大河川、米代川の流れは太く、リップを持たないシンキングペンシルには不利なロケーション。普通のシンキングペンシルならば、クロスストリームでは大きくバランスを失ってしまい、ダウンストリームでは浮き上がり気味となる。思い通りのゲーム展開が難しい意地悪なポイント選択であった。それゆえにルアー自体が持つ性能を試すのには絶好の場所とも言える。 |
| しかし、そんな状況下でもS.S.M.は目を疑うような「飛び抜けた」釣果を叩きだしてくれた。それは、他のシンキングペンシルは言うに及ばず、フローティング、シンキングミノーまでも含めた多くのルアーを大幅に上回る釣果。5回の釣行における総ヒット数は26回。そのうちの実に23回がS.S.M.によるものなのである。同じロケーションで様々なルアーを試し、バイトさえ無かった状況においてもS.S.M.は数キャストで大型シーバスを引きずり出してくれた。周囲のアングラーがノーバイトの中でも、このルアーだけが確実にシーバスを誘き寄せ、仕留め続けたのである。私も長い間ルアーフィッシングを楽しんできたが、これほど「釣れる」という確信を持ってキャストできるルアーは少ない。 | ![]() |
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一体、S.S.M.のどこがシーバスにとって魅力的なのだろうか?その一つはマグドライブによる「立ち上がり」の早さかもしれない。流れの中に定位するシーバスは、着水直後のルアーの動き一つでスイッチのON/OFFが決まってしまう。これはトラウト類に多く見られるパターンだが、リバーシーバスにおいてもこの傾向は顕著であると私は考えている。だからこそトラウトゲームでは「立ち上がりの早さ」を重視したルアーのデザインが行われるのである。だが、リップを持たないシンキングペンシルは、キャスト後に放置するとテールから着水し、そのまま水中に没してしまう。これではウエイトは移動しない。そこで、着水前にラインの出を故意に止めるサミングが必要となる。しかし、サミングを行っても、なかなか思うように重心移動が完了しないルアーが多いのも事実なのである。その点、マグドライブを採用したS.S.M.の重心移動は極めて速い。着水直前に軽くラインを張ってやるだけで、着水直後から理想的なスイミングアクションに移行できるのだ。その差は大きく、ルアーを見切られない事によって、シーバスは次々とルアーに襲いかかる。もちろん、サイレント性の高さもスレたシーバスには有効で、特に釣り人の多い大場所では釣果に格差が生ずる事も珍しくはない。 |
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思いのままのレンジを、思いのままのスピードでトレースできる優位性も見逃してはならない。ひょっとしたら、S.S.M.のカラーローテーションだけで一日のゲームを通せるのではないか?とさえ感じさせるポテンシャルを持っているのである。当然の事ながら、私がこのS.S.M.を使用する頻度は釣行を重ねるたびに多くなっている。久々に「その日の最初に使いたい」素晴らしいルアーに出会った気分だ。皆さんにも是非、この秋からのシーバスゲームに使っていただきたいルアーです。 |
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