今年春に、ヒラメの釣果情報を送って頂いた四国・高知にお住まいの澤谷英雄さん。
その彼から、今回はアカメの釣行レポートが届きました。澤谷さんのタックルセッティングや、カラーセレクトのキモなどは、即実戦にお役立て頂ける必見の内容です。


8月中旬の某日夜中。「アカメ釣ったゾ!!」と興奮した声で1本の電話が入った。電話の主は、今年からシーバス&アカメを狙い始めた友人で、その声は歓喜に奮えていた。私も自分が始めてアカメを釣った時のことを思いだし、自分のことのように嬉しくなった。
今年、高知県内では例年に比べ"アタリ年"と言われているアカメ。しかし、確かな情報は公になることが少なく、今回のように自分の身の周りで釣れたアカメの情報は非常に貴重なものとなる。実はその場所は、10日程前に雑誌などに連載をもつ、ある著名アングラーの方と一緒に入ったポイント。その日は生憎、結果が出なかったが"やっぱり居たんだ"とポイントの選択が間違っていなかったことに気持ちが高ぶった。しかし冷静に潮時を読み、時合いと思われる数日後を選んで釣行することに・・・。

当日、ベストタイムと思われる時刻よりも早めにポイントに到着。友人の情報と前回の釣行によって、魚が周ってくる場所は予測出来ていたが、念の為ラン&ガンで周囲を広くチェックしてみた。やがて時合いと思われる時刻となり、再び本命ポイントに入り直す。
ルアーはZBLシステムミノー15F。カラーはシースルーミストイエロー。フック・リングは強化仕様に変更している。


3、4投した後「ガツン」というアタリがあり、一瞬フックアップしたものの直ぐバレてしまった。しかし、"シーバスじゃない"と直感。アカメが周って来ていることを確信し、キャストを続けた。すると、再び強烈なアタリがロッドに伝わる。フッキングもバッチリ決まったが、同時にもの凄い力で走りだした。"アカメだ"まだそれ程たくさん釣っている訳ではないが、走りっぷりでそれと分かる。ヒラスズキのような首振りとジャンプを繰り返し、必死にルアーを外そうとしていた。ギリギリにドラグ設定しているスプールからは、いとも簡単にラインが引き出されてしまう。魚について走り慎重に寄せ、6〜7分のやりとりの末に波打ち際に魚が横たわった。ライトを照らすと、赤く神秘的に目が輝いた。まさに、この一瞬のためにルアーをキャストし続けていると言っても過言では無い至福の時。計測してみると、88cm7.2kgの綺麗なアカメであった。単独釣行だったため、アカメと一緒に記念写真が撮れないことを残念に思いつつ、丁寧にリリース。ルアーを見ると、交換していた太軸のST-56#2が伸ばされており、ギリギリの勝負であったことを物語っていた

88cm7.2kgの綺麗なアカメ

私は、PEラインを多用するためこのようなギリギリのゲームになることが多いが、ナイロンラインを用い若干ドラグテンションを下げてやることで、フックの伸びによるバラシは緩和される。しかし一方では、やりとりに時間がかかり周囲に気を遣わせてしまったり、魚を散らす恐れがあるために一長一短である。

この1尾で、ルアーが合っていることが分かったため、サイズをそのままにややボリュームのある15HD-Fに変更してみた。カラーについてもホロレッドヘッドにし強めのアピールで反応をうかがう。これでもキャスト後すぐにバイトが取れ、どうやらアカメの群れに遭遇したようだった。私自身初めての経験に、言葉に現せない緊張感でロッドを持つ手が震えた。



83cmのアカメ
その後も「ゴン」と、アタリがあるがのせきれなかった。この時、完全なダウンクロス状態であり、伸びの少ないPEライン使用というのもバイトをハジキ気味になった原因と思われた。

ルアーをZBLシステムミノー15F(シースルーミストイエロー)に戻し、再キャスト。
すると、直ぐにヒットとなった。夢中でやりとりをし、キャッチとなったのは83cm。生まれて初めて1日に2尾ものアカメとのゲームを楽しんだ。しかし、驚くべきことにこの日はまだ終わらなかった。


続けたキャストに、さらに反応が出る。「ゴゴンッ」というバイトにしっかり食い込んでいないと判断し、リトリーブを止めてアタリを聞く。一瞬、"フッ"と軽くなりテンションが抜けたと思った直後に明確な反応。フッキングを入れ、夢のようなこの日3度目となるアカメとのやりとり。ファイトの末、80cmを手中に納めることができた。
その後、雲行きが怪しくなり雷が鳴り始めたため、納竿とした。


3匹目となる80cm


終わってみれば、今回キャッチした3本のアカメすべてが15Fのシースルーミストイエローによるものであった。私がこのルアーを選択する理由は、ヒラメやシーバスなど魚種を超えて釣果を誇る実績と、他のルアーには少ない独特のアクションからである。(アクションムービー)特にパイロットルアーとしての性能に長けていると感じる。また、同じ15cmでも3フック仕様でややスリムなロール系アクションの15Fと、ワイヤースルー構造でアピール力の強いウォブリングアクション+2フック設計がラインナップされているのが嬉しい。今回は、ショートバイトが出ても獲り逃がしたく無かったため15Fを選択。私のタックルでは、HD-Fよりも飛距離が稼げることも理由のひとつであった。

カラー(シースルーミストイエロー)に関しては、
@ 満月まわりの大潮であったものの天候が悪く月が出ておらず、闇夜に近い状況であったことから、アピール力を持ったカラーであること。

A ポイントがクリアーウォーターのシャローであったため、ベタのパール単体色ではアピール過多となってしまう恐れがある。

以上の2点をカバーできる色が、バックにアピール力の高いパールカラーを施しつつボディサイドには透過性の高いクリアーホログラムを転写したシースルーミストイエローだったのです。

私は自分の仕事上、多くのルアーを使い試していますが、そんな中でもこのルアーは外せない独自の特徴を持ったルアーとしてBOXに常備しています。
アカメやタイリクスズキ狙いで遠征に来られるアングラーの方には、是非使って頂きたい私のオススメルアーのひとつです。

レポート 澤谷 英雄



使用タックル(サーフユース)
ロッド:ufmウエダ CPS112EX(99LTD)
リール:ダイワ トーナメントZ3000iT
ライン:Duel X-ワイヤ1.5号200m(+丈夫なバッキング)
リーダー:フィッシャーマン スーパーステルス40lb
ヒットルアー:ZBLシステムミノー15F シースルーミストイエロー
       (リング:平打ち#5、フック:ST56#2に交換)
アカメ:88cm 7.2kg他 83cm、80cm

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