KAIRA(カイラ)
それは新たな挑戦の始まりだった。

東京湾沿岸で育った私は、少年期から学校に行く前やバイト終わった後など、暇を見つけては
河川や東京湾の岸壁からフルシーズン シーバスを釣っていました。

当時から東京湾湾奥でマンメイドストラクチャーや運河のミオ筋、護岸際、橋脚、石積、等々…
を色々なルアーを使って攻略し、沢山のシーバスと出逢いましたね~!!

その頃から大好きでデイゲームでもナイトゲームでも、最も使用頻度が高かったのが
バスフィッシング用の『サスペンドシャッド』でした。

デイゲームでは、激しくジャークさせてシェイドに潜むシーバスを誘い『動きを止めて』口を使わせたり、
石積や運河のミオ筋にサスペンドシャッドを擦り付けるようにリトリーブして釣ったりと、
バイブレーションプラグでは攻められない釣りをしてましたよ!

あと、湾奥エリアは足場の高いフィールドが多く ナイトゲームでは遠投してなるべく潜らせないように
ロッドを上向きに構えて表層付近を低速リトリーブして、ルアーが手前に来たらロッドを寝かして
高い足場の壁ギリギリまでリトリーブして爆釣!!なんて事が何度もありましたね。
足場の高いフィールドでミノーやシンキングペンシルを使うと、岸際ギリギリまでリトリーブ出来ずにルアーが
バランスを崩しピックアップとなってしまいますからね!!

でも、サスペンドシャッドのデメリットも沢山あります。
  • ◎フルキャストしても飛距離が出ない(飛ばない!)
  • ◎リップが障害物に挟まり根掛かりとなる!
  • ◎向かい風をうけるとリップが風の抵抗となりルアーがクルクルと回り
    フックとラインが絡まってしまう(エビる)
  • ◎1番手大きいフックや太軸フックに交換するとサスペンドせず沈んでしまう!
等々ありました。

そんなメリットもデメリットもあるサスペンドシャッドが大好きだった私は、20才の頃 船舶免許を取得し、
夜はシーバスガイド、昼間はバスフィッシングトーナメントに参戦するトーナメンターとなったのですが、
バスもシーバスもやはりサスペンドシャッドが大好きで、国内で販売されている色々なメーカーの
『サスペンドシャッド』を買い集め研究をしたのをよく覚えてますね。
同時に1番得意なルアーとなったのもこの頃。
『サスペンドシャッドだけは絶対に負けない!!』なんてよくライバルと言い合いしてました(笑)(笑)

そして2015年頃でしたね、 『シーバスのストック量 世界一!』と言われていた東京湾でしたが、
沿岸の常夜灯がLED化した影響か?平均水温上昇の影響なのか?
私には詳しい事は解りませんが、
『昔より釣れなくなったよね~』『簡単じゃなくなったね~』等々の声をよく聞くようになりました。

実際に私がシーバスガイドを始めた2004年からの釣果を見返してみても
徐々に簡単には釣れなくなってきていたのも事実でした。
でも、シーバスはいる所にはいるのです!
あとは『どうやって口をつかわせるか!』『どうやって魚を騙すか!』。

ここで 私にとって絶対的に必要になったのが、
ソルトウォーターで使用する『サスペンドシャッド』でした!!
そして、以前より契約を結ばせてもらっているジップベイツに、
私の考えるシーバスフィッシングの熱い想いの話しを持ちかけ、
2015年より『ザブラシャッド カイラ80SP』の開発プロジェクトが始まったのです。
ジップベイツフィールドスタッフ 岡 直之

ZIP BAITSスペシャルムービー

『ザブラシャッドカイラ80SP』その生い立ちに迫る。

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